フランチャイズ起業で成功を収めるために考えるべき立地の考え方についてご紹介!

フランチャイズ起業は、本部が開業支援やノウハウ、営業についての様々なアドバイスやサポートを行ってくれるため、起業にとてもおすすめです。しかし様々なサポートがあるとはいえ、必ずしも成功するとは言えません。今回の記事では、フランチャイズ起業で成功するために必要な立地や物件選びについて解説いたします。

開業地域を決める

フランチャイズ起業を行う上で初めに行うべきことは開業地域を絞ることです。自分が通いやすい地域や単純に人が多いからなどといった安直な理由で選択してはいけません。自分が開業する職種の顧客のペルソナ(顧客像)を考えましょう。塾FCを開業するのであれば、学校の近くや駅の近く等のアクセスしやすい場所、買取専門店FCを起業するのであれば高齢化が進んだ地域に出店するといった考え方が重要です。また、FC本部によっては出店地域を指定されたりアドバイスを貰えたりするので、本部を利用できるときは最大限利用しましょう。

次に、おおよその開業地域が決まったら対象地域の調査を行いましょう。地域の年齢層や事業の見込み客層はどの程度いるか、対象地域の人々の生活パターンは夜型か朝型か等といった項目があります。細かく調査を行うことが今後の事業方針にも関係するので入念に調査しましょう。

実際の店舗の物件を決める

開業地域の調査が終われば次は実際の物件を決めましょう。物件選択の際にも考える、調査すべきことはたくさんあります。駅近辺に開業する場合は、事業に騒音、振動が影響しないか、お年寄りがターゲットなのに店舗が2階にあり、階段を利用しないと入店できないといった困りごとが開業後に判明しては困ります。物件を決める際は客層、事業に合わせて様々な物件を調査しましょう。

物件の種類を選ぶ

物件を居抜き物件にするかスケルトン物件にするかで、必要となる資金や計画の立て方も変化してきます。居抜き物件の場合、前のテナントが使っていた設備や内装をそのまま使うことも可能なため、開業資金を抑えることができるでしょう。ただし、場合によっては設備が老朽化していて使えなかったり、内装などが事業の雰囲気とマッチしていなかったりして、修繕費や改修費が余計にかかってしまうケースもあるため注意が必要です。スケルトン物件は、設備や内装などがすべて取り払われた状態の物件のことで、設備や内装を一から整える必要がありますが、その分自由な設計でお店作りをしていくことができます。条件が良くない居抜き物件を購入するより、最初からスケルトン物件を選んで設備を整えていった方が、最終的な開業資金を抑えることができることもありますので、選択肢の一つとして持っておくようにしましょう。

居酒屋開業を例に物件の選び方をご紹介

ここからは居酒屋開業を例に物件の選び方をご紹介いたします。ぜひご参考にしてみてください。

居酒屋物件を探す場合、立地と物件の特徴を十分に比較して検討する必要があります。また、居ぬき物件を活用する際は、目指している居酒屋のスタイルに適した物件であるかをチェックします。ただし、居酒屋物件は絶対的に良い条件というものは存在せず、居酒屋のスタイルやコンセプトによって適した物件は様々です。そのため、どのような居酒屋にするのか事前にコンセプトを固めてから物件を選ぶと良いでしょう。それでは、居酒屋物件の選び方のポイントを具体的に解説していきます。

夜に人通りがあるか

居酒屋は基本的に夜の営業が中心になるため、夜間に人通りの多い立地の方が集客力はあります。物件選びの際は昼間に物件を見に行くのではなく、居酒屋の営業時間帯に足を運んで人通りをチェックするとよいでしょう。一見人通りが多く見えても、帰宅を急ぐ人ばかりではあまり意味がありません。一杯飲んでいこう、食事をしようという気持ちのある人で賑わっているエリアがおすすめです。

アクセスしやすいか

居酒屋ではアルコールを提供するので、車でしか来店できない立地よりも、電車やタクシーでのアクセスの良い立地の方が需要は高いです。また、顧客は居酒屋の店内で待ち合わせするケースも多いため、見つけやすく行きやすい場所であることが理想です。隠れ家的な立地であっても、周囲に目印となる建物があるとアクセスはしやすいでしょう。

営業規模に合っているか

営業規模に見合わない大きさの物件にしてしまうと、空席ができて過剰な家賃や光熱費、人件費などが発生してしまいます。何人のスタッフで店舗を運営するのか、客層や客単価はどの程度を想定するのか、コンセプトにふさわしいサイズであるかといった点を考慮して、営業規模に適した物件を探しましょう。

入りやすいか

通りすがりでも気軽に入店してもらうためには、路上に面した1階の物件がおすすめです。ただし、1階であっても通りから見えづらい物件もあるため、居酒屋の営業時間帯に実際に足を運び、どのような見え方をしているかをチェックしましょう。また、看板やメニュー表を外に出しやすいかどうかも重要です。物件によっては看板やメニューの出し方に制限がある場合があるので、事前に確認しておくことをおすすめします。

水回りは問題ないか

水回りの工事はお金がかかるので、居ぬき物件を使用する場合は作業内容に適した水回りになっているかを確認します。特にお酒にこだわる居酒屋であれば、グラスやコップを手洗いできるだけの水回りスペースが確保されているかをチェックしましょう。

トイレはあるか

居酒屋ではお酒などのドリンクをたくさん飲むことになるので、トイレの利用頻度が高いです。居ぬき物件の場合は店内にトイレがあるか、清潔感を保つためにメンテナンスしやすいかどうかという点を重点的にチェックしてください。

まとめ

今回の記事ではフランチャイズ開業の場合の物件の選び方についてご紹介いたしました。店舗選びは今後の事業成長に大きく関係します。FC本部によっては本部が物件選びのサポートを行ってくれたり、ノウハウを教えてくれたりするのでなるべく活用しましょう。

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