コンビニオーナーになるには?仕事内容や収入まで解説!

自分のお店を持ちたい時、自分で新たに立ち上げる以外にも方法がいくつかあるのをご存知ですか?その一つがコンビニオーナーになることです。年齢に関わらず、開業資金を抑えながら比較的安定した経営を行うことができます。

この記事では、そんなコンビニオーナーになるにはどうすればよいのか、コンビニオーナーになるとどんな仕事をこなしてどのくらい収入を得ることができるのか解説していきます!

コンビニオーナーとは?

一口にコンビニオーナーと言っても、コンビニはどんな仕組みで成り立っていて、コンビニオーナーになるとはどのようなことなのでしょうか?

コンビニエンスストアは基本的にフランチャイズの仕組みとなっていることがほとんどです。フランチャイズとは、一言で「フランチャイズ本部に加盟する加盟店」のことを指します。店舗を経営するのはフランチャイズ本部に属さない個人または法人で、売上はこの個人または法人に計上されます。

コンビニオーナーになるメリットとは

店舗の経営を大きなブランドの看板のもとに行うことができ、土地店舗の準備を本部がサポートしてくれる場合もあったり、経営のノウハウを学びながら店舗経営を行うことができるため、自分のお店を一から作り上げるよりも比較的簡単に独立することができます。

とりあえず独立したい、成功するか全くわからない中で自分のお店を持つのは少し怖いという方はフランチャイズの仕組みを利用してコンビニオーナーになると比較的簡単に独立できるといえるかもしれません。

他にも、オーナーになる方には定年退職を控えてオーナーになる方もいらっしゃるようです。定年退職しても自分のお店があれば収入を得ることができますし、コンビニであればニーズがなくなることはないため、比較的安定した収入を得ることができるという点で魅力的ですよね。

コンビニオーナーになるデメリットとは

一方で、自由な店舗経営を行いたいという方にはフランチャイズ形式でのコンビニオーナーは少し不向きかもしれません。フランチャイズである以上、店舗は本部の管理下にある状態になるので、ルールや内装、商品ラインナップなど本部の方針に沿って運営していかなければならないという点がデメリットとなりえるでしょう。

コンビニオーナーになるには?

コンビニオーナーがどんなものか簡単に解説したところで、コンビニオーナーにはどうすればなれるのか解説していきます。

コンビニにはそれぞれ条件やプランが設定されており、自分にあったプランを選んでオーナーになることができます。

一口にコンビニと言っても様々なブランドがあると思いますが、今回は例として大手コンビニエンスストアであるセブンイレブンを見ていきたいと思います。

セブンイレブン

おそらく知らない人はいないだろうコンビニ最大手セブンイレブンでは以下のような条件を設けています。

・オーナー:60歳以下の男女問わず健康な方
・2名での加盟が可能な方
・もう1人:夫婦・親子、兄弟・姉妹、甥・姪など血縁のいとこで経営に専念できる方
・15年の契約期間
・外国人の方は在留資格取得
Aタイプ:土地・建物を自分で用意するタイプ

以前実家でお店を経営していたり、既に投資をしてしまったので後から楽に経営をしたい人におすすめなタイプです。300万円の加盟金と売上総利益×45%の金額を支払うことでフランチャイズ加盟店契約を結ぶことができます。(店舗の売上や営業時間に応じて減額もあるので、状況に応じて変動します。)

Cタイプ:土地・建物を本部で用意するタイプ

低資金で独立したい方や、脱サラ直後の方、全くの未経験の方はこのプランを選ぶとよいですね。250万円の加盟金と売上総利益×スライドチャージ率(約54〜74%)を支払うことでフランチャイズ加盟店契約を結ぶことができます。(スライドチャージ率は売上によって変動し、こちらも減額があるので場合によります。)

どちらのタイプを選んでも、開業前、開業後に水道光熱費負担などというような資金面でのサポートを得ることができることがあります。

まずは説明会や相談会に参加してみよう

自分に合ったプランが大体目処がついたら、説明会や相談会に参加してみましょう!セブンイレブンでは24時間受けられるWEB動画説明会から、個別での説明会まで自分の意思や状況に合わせて説明会や相談会に参加することができます。まだ独立の意思が固まっていなくても参加できたり、自宅からオンラインで担当者に個別相談できるWEB相談会もあるようなので利用して疑問をすべて解決しましょう!

今回はセブンイレブンを例にご紹介しましたが、他のコンビニエンスストアでも異なるサポート内容や、プランがそれぞれあるので、自分の状況や希望に沿ったコンビニをそれぞれ比較検討し、説明会にも参加するなどして慎重に選んでください!

コンビニオーナーの一日の流れはこんな感じ

コンビニというと24時間営業でずっと開いているため、労働時間の長さやオーナーの負担の多さがニュースになったことが記憶に新しい方もいらっしゃるのではないでしょうか?以前は24時間営業であることが基本でしたが、最近では労働環境の見直しから24時間営業でないコンビニも増えてきています。今回は24時間営業のコンビニオーナーがどんな一日を過ごしているのか簡単に見てみたいと思います。以下はあくまで一例であり、退勤時間や業務の流れは店舗・オーナーによって変わりますので、その点だけご承知ください。

9時 出勤

10時 検品・品出し

12時 お昼のピーク・接客

14時 お昼休憩をとったら本部とミーティング

17時 スタッフ指導や夕方の接客

20時 売場づくりや販促物の制作、販売データの分析・計画など

6時 退勤

この他にも従業員のシフト調整や、発注など多くの仕事があるのでかなり忙しいとは思いますが、従業員と協力して店舗運営を進めていくことがコンビニオーナーとして仕事を充実させるために必要なことかもしれません。中にはやるべきことに集中して、ある程度従業員に店舗運営を任せてしまった結果、作業効率があがったり、仕事の充実度も高くなってサラリーマン時代よりも休みがとりやすくなったというケースもあるようです。

もちろん店舗運営がうまくいくとは限りませんし、未だ過重労働を強いられているオーナーの方も多くいらっしゃるかもしれませんが、うまく運営することができればかなり仕事をかなり充実させることができそうですね!

コンビニオーナーの収入はどれくらい?

脱サラからのコンビニオーナーを検討していたり、定年退職に向けて考えている方はオーナーになるとどのくらいの収入を得ることができるのか非常に気になるところですよね。忙しい毎日を過ごすコンビニオーナーはどのくらいの収入を得ることができるのでしょうか?

利益の何割かを本部に支払わなければならない以上、売上すべてがオーナーの利益になるというわけではありません。何割支払うのかは店舗の運営体系や売上、本部の方針によって異なってくるため一概には言えませんが、目安として24時間営業で月に800万円の売上を上げている店舗では550万円ほどを本部に支払います。そこからさらに店舗運営費や人件費を賄うような形となり、オーナーには月25〜30万円ほど入ると言われているようです。

もちろん、売上だけでなく人件費や店舗運営費も大きく店舗によって変動するので、一概にいくらだと言うことはできませんが、安定した収入を毎月得ることができそうですね。

まとめ

ここまでコンビニオーナーのなり方から、仕事、収入まで全体を解説してきました。

定年退職した後でも安定した収入を得ることができたり、自分のお店を持つ夢が叶えられるような利点も多くある反面、24時間営業では過重労働になりかねなかったり、自由な経営を行うことができなかったりとデメリットもいくつか存在することが分かっていただけたかと思います。

条件や売上など本部・店舗によって変わってくる点が非常に多くあるので、コンビニオーナーへ踏み出す際にはよく比較検討してから始めてください!

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