【これさえ読めばわかる!】チェーン3種類とその違いについて

【これさえ読めばわかる!】チェーン3種類とその違いについて

目次│【これさえ読めばわかる!】チェーン3種類とその違いについて

1.フランチャイズチェーンて何?
2.フランチャイズチェーンを展開するメリット
3.まとめ

1.フランチャイズチェーンて何?

そもそもチェーン展開って?

チェーン展開とは国際チェーンストア協会の定義によると、「単一資本で11以上の店舗を直接経営・監理する小売業または飲食店の形態」とされています。つまり同じ看板・店舗のデザインやサービス、商品を1つのブランドで統一している経営形態のことを言います。

例えばマクドナルド〇〇店のように同じようなブランドを地域ごとに設立して展開していく形を取ります。チェーン展開が行われている代表的な業界・業態は外食産業やコンビニ・買取業といった小売業が挙げられます。

またチェーン展開には3種類の形態があり、フランチャイズチェーン(FC)、レギュラーチェーン(RC/直営店)、ボランタリーチェーン(VC)といった形態があります。どの形態でも、同じ経営方針のもと同一のブランドとして店舗を展開していきます。しかしそれぞれのチェーン展開により、細かい違いがあるのでそれぞれのチェーン展開の特徴を抑えておくと良いでしょう。

フランチャイズチェーン(FC)とは

最も有名なチェーン形態はフランチャイズチェーン(FC)です。フランチャイズチェーンとは個人や法人(フランチャイジー)が本部である企業(フランチャイザー)の傘下加盟することによって、本部のブランドや看板、経営ノウハウや、サービス・商品を扱う権利を得られる仕組みです。加盟店は本部から上記のような権利を得る代わりに、加盟金やロイヤリティ(権利の使用料)を支払う場合がほとんどです。

直営店(レギュラーチェーン)との違い

直営店(レギュラーチェーン)とは本部が出資して開業した店舗のことを言います。そのため出店費用や家賃等を本部自身が支払います。また直営店の従業員の採用や賃金の支払いも本部が行います。運営自体も本部所属の社員が行います。直営店はしばしばフランチャイズ展開を進める際、加盟店の研修やテストといったように使われることも多いです。

一方、フランチャイズ店舗はあくまで傘下した加盟店です。ブランドやノウハウを得る権利はありますが、開業する資金や店舗費用は本部ではなく、加盟したいオーナーが出資します。また運営に関しても本部のサポートはありますが、オーナーが責任をもって行う必要があります。

ボランタリーチェーンとの違い

そもそもボランタリーチェーンとは個々の独立小売店が自発的に集まって組織をつくり、チェーン店の仕組みを作ることです。代表的なブランドにヤマザキYショップという店舗が挙げられます。

ボランタリーチェーンではフランチャイズチェーンのように完全な本部と加盟店の1対1でではありません。本部と加盟店といった契約形態ではありますがフランチャイズチェーンに比べ、各加盟店ごとの結びつきが強い、加盟店の裁量が大きいといった違いがあります。

2.フランチャイズチェーンを展開するメリット

では実際にフランチャイズチェーンを展開するメリットはどこにあるのでしょうか?

フランチャイズチェーン展開でコスト削減

フランチャイズチェーンを展開する大きなメリットとして商品の大量生産や原材料の大量仕入れによる製造・仕入れコストが削減できるということが挙げられます。仕入れを本部に集中させ本部が管理することにより、仕入れ先に対して価格交渉を有利に進めることができます。また製造に関しても本部に集中させることにより、同じノウハウや技術で大量生産できるため、コストが抑えられるでしょう。

また流通コストを削減させることができるのもフランチャイズチェーンのメリットでしょう。特定のエリアに集中的に出店するようにすれば、流通コストを削減できます。こういった施策は大手コンビニチェーンでよく行われており、コスト削減分を販促や新商品の開発にあてるといったことができるようになります。

フランチャイズ展開で出店拡大

フランチャイズによるチェーン展開のもう一つのメリットとして出店拡大ができるということが挙げられます。フランチャイズチェーンではレギュラーチェーンとは違い、本部ではなく加盟店である個人や法人がが新たな店舗設立や開業をするために出資します。そのため、本部側からすると出店拡大するためのリスクが軽減されます。フランチャイズ本部は、自分たちが培ってきた信用やブランド力を守るための体制を整えるだけで、スピーディーに勢力を拡大していくことができるのがフランチャイズチェーンの大きなメリットでしょう。また早期に勢力を拡大することにより市場占有率を高めることにつながるでしょう。

加盟店側から見たフランチャイズ開業のメリットは?

個人や法人から見てもフランチャイズチェーンに加盟するメリットはたくさんあります。
まずフランチャイズチェーンでは商品・サービス、ビジネスモデルを新たに創り出さずに開業することが可能になっています。そのため未経験の業界・業態でも素早く開業することができるでしょう。

また本部が培ってきたブランド力や信用を使うことができるというのも大きなメリットでしょう。開業した時にはすでにネームバリューがあるので、金融機関からの融資がおりやすい、集客に困りにくいといったメリットはフランチャイズチェーンの大きな特徴と言えるでしょう。

3.まとめ

一般的にチェーンと呼ばれるものにはフランチャイズチェーン、レギュラーチェーン、ボランタリーチェーンという3つの種類があることがわかりました。チェーン展開を検討しているかたはしっかりとこの三つの違いについて抑えておく必要があるでしょう。また独立や開業を検討している方は今回ご紹介したフランチャイズチェーンに加盟するという選択肢もあるでしょう。しっかりと特徴を考慮して、検討してみてください。

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