現在リラクゼーションサロンが流行しています。この波に乗ってサロンを開業しようとしている人も少なくないでしょう。こちらの記事ではリラクゼーションサロンを開業するのに必要な資金・準備についてご紹介いたします。

リラクゼーションサロンを開業するにあたって必要な準備

リラクゼーションサロンを開業するにあたって必要な準備内容としては、お客様を施術するためのベッドやイス、枕、カーテン、パーテーションなどの備品が必要になります。また、これらの備品は中古と新品のどちらで準備するのかによって費用が変わります。また、店舗を持つにあたって、壁紙や床の張替えをはじめ、電気・水道・ガスなどの設備工事も必要になります。そのため内装の工事費等に多くの準備が必要です。できるだけ内装工事の準備抑えたいという方は、居抜き物件の活用もおすすめです。さらに、従業員を雇用する場合は、事前にアルバイト募集などで従業員を雇うことが必要になります。また、リラクゼーションサロンを開業する際は開業届を事前に準備する事や、医療行為にあたるマッサージを行う場合には、保健所への施術所開設届の提出が必要になります。

リラクゼーションサロンを開業するにあたって必要な資金

開業・運営費

リラクゼーションサロンを開業するにあたって必要な資金はおよそ620万円程になります。この内約としては、物件取得費や内装工事費、備品費等の工事費等に多額の金額がかかります。また、運営資金は月額200万円強かかります。内約としては人件費、光熱費、家賃、設備維持費などです。オーナー1人で開業を行う場合は人件費を抑えることができるので、運営費を抑えた経営を行いたい場合は個人で運営することも一つの手です。また、集客を行うためには広告を出すことも必要です。様々な広告方法があるので一概に金額の提示はできませんが、開業したての場合は多額の広告費が必要になることが予想されます。

フランチャイズを利用する場合は上記のほか、ロイヤリティや予約管理システム利用料など、本部への納金が必要です。しかし、ロイヤリティに関しては売上変動制を採用している本部が多いので、1ヵ月あたり売上の5％前後が必要になります。

借入の有無

リラクゼーションサロンの開業資金は、借入で調達することも可能です。

助成金・補助金

開業を考える上で、資金調達は乗り越えなくてはならない大きなハードルの一つです。開業前に資金を貯めたといっても、多額の支援を受けたりしていない限り準備資金額に限りがあるのが普通です。例え開業前のサラリーマン時代にコツコツ自前で資金を貯めたとしても、法人を設立する場合などにおいては資本金準備だけで貯金額のほとんどを使い切ってしまうということもザラにあります。この資金調達という開業においての最初の問題をクリアする上で、是非とも利用検討をしたい制度についてご紹介します。

助成金 

まず、助成金とは国、または地方自治体から交付されるもので、返済義務はありません。主に従業員の労働環境を向上することを目的とした活動に給付される資金で、従業員教育や育児休暇等に対して支給されます。助成金の申請はクリアすべき条件が比較的少ないため給付されやすい一方、補助金に比べ金額が少額な傾向にあります。 

補助金 

補助金も助成金と同じく国、または地方自治体から交付され、返済義務はありません。主に経済活動の活性化を目的とした公的資金で、設備投資やホームページの導入などに対して支給されます。高額になるケースもあり、こちらはどちらかというと審査も厳しい傾向にあります。 

リラクゼーションサロンの特徴

リラクゼーションサロンの特徴はお客さまに対して直接施術を行うことです。もし開業しオーナーになる場合は予約管理や売上管理などの業務が発生します。また、マッサージやアロマテラピー、ストレッチ等の知識や経験がないと行えない業務も存在します。

リラクゼーションサロンを開業するメリット

最大のメリットは利益率が高いことにあります。小売り業や飲食業のように在庫や食材を抱える心配がなく、自宅で開業を行う場合は家賃がかからないため、売り上げが直接利益になります。これは、開業をする人には大きいメリットであると言えるでしょう。

また、他のメリットとしては低リスクで開業できることが挙げられます。その理由として自宅で開業が可能なことです。工事費や内装費が必要ないので開業費が必要ない場合が多く、店舗費が浮くというメリットがあります。

まとめ

リラクゼーションサロンは低リスクで、利益率が高い事業ということがお伝え出来たかと思います。開業費や運営費などが少し高くなる場合もありますが、自分の工夫次第で人件費などは浮かせることができます。現在開業を考えている人にはリラクゼーションサロンはおすすめの業種になります。