結婚相談所を開業するのに必要な準備、費用とは

他の業種と比較すると開業資金、運営資金が抑えられる結婚相談所は、低リスクで始められる魅力的な業界です。

そこで今回は、結婚相談所開業に必要な準備や資金はもちろん、知っておきたい情報をまとめました。検討中の方は是非参考にしてみてください。

結婚相談所の開業に必要な費用

はじめに、結婚相談所の開業に必要な費用を初期費用と運営資金、売上、借入の有無に分けて紹介します。

初期費用はフランチャイズの形態にもよりますが、100万円前後となっております。

主な費用は物件取得費用になります。取得する物件にもよりますが、フランチャイズによっては共有スペースを使用する本部や、オンラインのみでの対応をしている本部もあり、そのようなフランチャイズを選ぶことによって50万円前後まで開業資金を落とすことが可能です。

結婚相談所は応接用のスペースがあれば開業でき、大がかりな設備投資も不要なので、店舗を構える場合でも開業時にまとまった費用が必要なのは物件取得費くらいです。自宅の一室で始めることもでき、その場合はさらに費用を抑えることができます。

また、存在を知ってもらえるよう、開業前にはホームページ制作やチラシ配布、Web広告配信などにかかる広告宣伝費も必要となります。その他、顧客管理などを行うパソコン、テーブル、イス、必要書類などの備品・消耗品費も必要な場合かかってきます。

運営資金

結婚相談所の運営に必要な資金は一か月あたり40万円になります。

こちらはオーナー一人経営で月の売上が120万円ほどと仮定した場合の目安となっております。

主な費用としては、賃貸料や光熱費はもちろんですが、広告宣伝費や通信費用が入ってきます。結婚相談所の規模や集客状況などにも左右されます。

自宅や、共有スペースで開業する場合は不要ですが、店舗を構える場合には賃貸料が発生します。

その他の店舗関連費用として、水道光熱費や通信費がかかります。

開業後も継続的に集客を得るには、販促活動にも力を入れる必要があります。

利用する媒体や頻度にもよりますが、1ヵ月あたり売上の15％前後が目安となります。

初期費用と同様に、個人とフランチャイズの開業では必要な運営資金が異なり、フランチャイズの場合は別途ロイヤリティやシステム利用料がかかります。

ロイヤリティ0円の本部もあるため、運営資金も抑えやすいと言えます。

借入の有無

結婚相談所の開業資金は、借入で調達することも可能です。

助成金・補助金

開業を考える上で、資金調達は乗り越えなくてはならない大きなハードルの一つです。開業前に資金を貯めたといっても、多額の支援を受けたりしていない限り準備資金額に限りがあるのが普通です。例え開業前のサラリーマン時代にコツコツ自前で資金を貯めたとしても、法人を設立する場合などにおいては資本金準備だけで貯金額のほとんどを使い切ってしまうということもザラにあります。この資金調達という開業においての最初の問題をクリアする上で、是非とも利用検討をしたい制度についてご紹介します。

助成金

まず、助成金とは国、または地方自治体から交付されるもので、返済義務はありません。主に従業員の労働環境を向上することを目的とした活動に給付される資金で、従業員教育や育児休暇等に対して支給されます。助成金の申請はクリアすべき条件が比較的少ないため給付されやすい一方、補助金に比べ金額が少額な傾向にあります。